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独立系FPの2012年 新春座談会 〜実務家FPが語る!最新の相談事情と今後〜

  早いもので、独立系FP4人で行なった新春座談会から2年が過ぎようとしています。
あれから世の中の経済事情や暮らし方も変わってきて、ますますFP相談へのニーズが高まってきていると思います。
そこで、2年ぶりに4人のFPが集まり、「最新の相談事情と今後」と題して、昨年を振り返って、どのようなきっかけでFPへ相談に来られているのか、一般の方へ広く知っていただくために、多いに語り合っていただきました。その様子をご紹介させていただきます。
(今回は長谷ファイナンシャルプランナー事務所へお邪魔させていただきました)

和やかな座談会風景
(和やかな座談会風景)

(山下) 「皆さん、あけましておめでとうございます!」
(長谷)(伊東)(今一)「あけましておめでとうございます。」

(山下) 「そしてご無沙汰しておりました。こうして座談会形式でお集まりいただくのは約2年ぶりですよね。前回はFPの仕事にかける想いを熱く語っていただきました。
その座談会の様子をご覧になってご相談に来られた方が実際いらっしゃいました。“ファイナンシャルプランナー(FP) の方がすごく身近に感じられました”と嬉しいお言葉をいただきました。
正直ですね・・・FPって怪しい(笑)と思われていたそうです。
こうして4人のプロフィール・素顔をさらけだして、皆さんそれぞれの信念が伝わったことが好評だったのだと思います。
今回はもう少し相談の内容について語っていただこうと思います。皆さん、いろいろと実績を持っていらっしゃると思います。ただ、個人情報を守る立場ですから、具体的な事例へ踏み込まないで「相談に来られたテーマ」で語り合っていただきましょう。そのことでFPの役割をもっともっと知ってもらいたいなあと思います。早速ですが、私は最後にして、歳の若い順で発言していただきましょう。
長谷さんのほうから宜しくお願いします。」
(長谷) 「あれから2年ですか・・・。早いですよね。私のほうでも前回の座談会の内容を様々な媒体でご紹介させていただきました。同じように好評でして、FP相談への敷居が低くなったとおっしゃっていただきました。
昨年ですが、私のほうへ来られた相談では、職業が公務員の世帯が多かったように思います。昔と違って公務員職を取り巻く環境がだんだん厳しくなっているのは皆さんもご存知のとおりです。ただ、ご本人へお伺いすると、従来見込んでいた手当や待遇がだんだん無くなってきて、もはや右肩上がりのイメージが無いようです。ですから、たとえば30代のうちから、しっかりライフプランを考えることによって、生活レベルを落とさず、先行きの不安もできるだけ解消したいとのことです。雇用は安定しているとはいえ、団塊の世代の先輩方と同じように考えられないですね。お客様はしっかり危機感を持っておられるように思います。」
長谷さん
長谷さん

(今一) 「私は以前公務員でしたが、今から思うと勤めていた時よりもかなり手当や福利厚生は変わってきたようです。総じて昔のような給料の上がり方は期待できないでしょう。もし、自分がまだ公務員の立場だったら、同じように危機感を持っていると思います。一度組んでしまった住宅ローンや子どもの教育費をしっかり考えていかないと・・・。生涯収入は減っていく傾向ですから、退職までの生活設計に関心が行くと思います。ご相談者の気持ちがすごくわかります。」
(伊東)「住宅ローンの借入れでは、同じ年収でも、公務員の方は民間の方よりは多めに借りられるのを目にしますね。」
(長谷) 「返済負担が相対的に高くなっていくことはライフプランを作っていくと、先取りして一目瞭然でわかります。そのことを事前に確認したいという意識の高まりを感じます。皆さん堅実にしっかり考えておられます。だからこそFPへ相談するメリットを感じてもらっています。」
(山下) 「長谷さん、ありがとうございます。では、今一さん、お願い致します。」
(今一) 「私の場合、昨年は不動産投資の相談が多かったですね。不動産業者が一般の方に利便性が良いと思われる物件の購入を持ちかけて、高い利回りを謡って販売するケースです。実はそれほど良くはないのですが。投資物件用のローンを組むにしても、金利は昨今の住宅ローンより相対的に高めです。マンション投資の事業計画を立ててから投資判断をしていません。こちらで詳細に試算してみたところ、実際にはローンが重荷になって、賃料が下がっていくと、ますます採算が合わなくなっていることがわかります。ご本人は実際思ったようにいかないな・・・と思いつつ、リスクをしっかり確認されていません。ライフプランを作って、マンション投資と整合性を合わしてもうまく行きません。自分への年金と思って始めたのが、逆に自分の将来資産を食い潰しているような状況を見てきました。」
(山下) 「なるほど、解決に向けてどのように取り組まれたのですか?」
(今一) 「そういう場合、利回りの解決に向けて、ご自身で努力できるものではないので、採算割れリスクが大きくならないうちに、物件の売却を行なうようにお勧めしました。すでに5件を手がけました。地方の物件もありました。売却での決済や住宅ローンの完済の場面では、段取りでのアドバイスや実際に立ち会ったり、結構手間が掛かりましたが、そのお客様からすごく喜んでいただきました。」
今一さん
今一さん

(長谷) 「大きな案件で今一さんらしい丁寧な対応ですね。お客様はスッキリされましたでしょうね。」
(今一) 「物件を売却して全て解決というわけではないのですが、将来において負のリスクが無くなったので、その意味ではスッキリされたと思います。そうしなければ退職金が全てなくなってしまう恐れもありましたから。資産は減ってしまいましたが、ライフプランも見直して、引き続き立て直しに向けたコンサルティングを行なっています。」
(山下) 「ありがとうございます。それでは伊東さん、お願いします。」
(伊東) 「私のほうへ来られた相談はマイホーム建築を中心にいろいろとありました。建築費について中立的にコンサルティングしてもらえるところがあって、そことタイアップしたセミナーを数回開催しました。そこに来られたお客様が資金計画を依頼されるケースが多かったように思います。総じて言えることは、以前よりも取り巻く環境が厳しくなり、不安感が増してきたように思います。それでもマイホームを建てたいという夢は存在します。ですから、より慎重に資金計画を考えるようになっていると思います。以前は中間所得層が多かったのですが、その層も少し減ってきていると言われています。所得の高い層の方も、住宅ローンを組むときにはしっかりと返済負担とライフプランを組み合わせて、どれぐらいで返せるのか客観的に診断してほしいと来られますね。こちらとしてもお客様の返済スタイルに合った住宅ローンの選び方をアドバイスできて、喜んでいただいています。
もう1つ多かったのは、お客様の親世代をご紹介いただくケースです。たとえば将来の生活資金繰りや相続のことを見越して、手持ちの不動産を早めに整理したいというご相談が出てきています。」
伊東さん
伊東さん

(今一) 「そうですね。日本のマクロ経済を展望すると、不動産を購入するよりも売却するほうが多くなるかもしれませんね。売却時の税金についての問い合わせも増えてきました。」
(山下) 「伊東さん、今一さん、長谷さんは地域的に一戸建てのマイホーム購入の相談が多そうですね。私のほうも住宅購入の相談は多かったのですが、大阪市や阪神間が中心になってくるので、一戸建て用の土地がなかなか出なくて、利便性や価格帯でマンションのほうを選択される方が多いですね。ただ、どちらでも資金面は変わらないと思っていらっしゃる方もいます。むしろ、マンションのほうが安いからと思われる方もいます。実際、マンションに掛かる費用を試算してライフプランに組み込むと一戸建ての場合と結構違ってきたりします。例えば諸費用については火災保険が結構変わってきますよね。あと、マンションを選択される層ではファミリー世帯が多かったのですが、最近は30代後半からのシングル女性からの相談が増えてきました。マンションという堅牢でセキュリティが確保されたプライベート空間(自分の城)を確保して、キャリア・趣味・生きがいを大切に暮らしたいという意識を持っておられます。実際にそのような方が顧問客になっていただいて、トータルでのご相談を受けています。」
山下さん
山下さん

(長谷) 「私のところも同じような方が来られています。まずはセミナーから入ってこられたりします。やはり自分が頼りですね。せっかく稼いだお金を大事に効率的に考えたいからこそ、FPに相談してみたいとおっしゃっています。」
(山下) 「そうですね。自分自身で考えるのには限界がありますね。客観的・現実的にプロの立場からアドバイスしてもらえることにメリットを感じてもらっています。
それでは一回りしましたので、コーヒーブレークとしましょう。」

◆    ◆    ◆

(伊東) 「長谷さんの事務所に初めてお邪魔させていただきました。地下鉄御堂筋線・北花田駅から、ショッピングセンター(イオンモール)を左手に見ながら、ゆっくり歩いてきました。幹線道路から少し入った住宅地の中にあるのですね。便利で静かなところです。」
(今一) 「長谷さんとは創業時からのお付き合いですが、久しぶりにお邪魔して、事務所がますます洗練されてきましたね。」
(伊東) 「中も明るくてゆったりとした空間ですね。落ち着いて相談ができると思います。私にとっては理想に近いですね。しかも小規模のセミナーもできますよね。」
(山下) 「以前、座談会でお邪魔しましたが、色々と飾ってあるものから、FPの仕事にかける想いとかこだわりを強く感じます。私の事務所はアート系へ走ってしまっていますが(笑)、長谷さんところは変わらないところもあって、ちゃんと初心を貫かれているなあと思います。」
(長谷) 「皆さん、ありがとうございます。ここにお越しいただいて、1人でも多くの方に、お金に関することを勉強してもらいたいです。さらに具体的に相談してもらって経済的な不安を解消して、幸せな人生を送っていただきたいという想いです。あしかけ5年で事務所作りをしてきました。自分でも気に入っています。」
和やかな座談会風景
和やかな座談会風景

◆    ◆    ◆

(山下) 「それでは再開したいと思います。次に語り合っていただくテーマですが、新しい年に入りましたので、これから増えてきそうな相談テーマを挙げていただくことにしましょう。」
(今一) 「相続税の税制改正が持ち越しになっているので、そのあたりを見越しての相談がありそうです。基礎控除の縮小は大きいと思います。今まで資産をもっている方にしか縁がないと思われていた相続税が、一般のサラリーマン家庭にも及んできます。退職金を受け取った後の金融資産と自宅を含めた相続資産が4000~5000万というご家庭は割と見かけますから。特に大企業や公務員で勤めていた方に多いのかもしれません。あと、小規模宅地の特例も近年に改正があって、子供が自分で家を買っている場合、親が亡くなって実家を相続する場合の負担軽減が無くなっています。そういうことを知らない場合に相続税が想定外の負担として現れてくるでしょう。早めにお知らせをしていきたいと思います。」
(伊東) 「そうですね。親の相続財産も事前に把握・整理しておいたほう良いような気がします。昔と違って税制が複雑になってきていますし、課税基準も下がってきています。あと「相続」が「争族」にならないように、事前に道筋をつけた対策を打ちたいと相談も来ています。そうなると、やはり不動産の売却、住み替えへの実行がポイントになってくるでしょう。そこを踏まえて、不動産を取り扱う際に税理士・司法書士・土地家屋調査士・建築士・マンション管理士・宅地建物取扱主任者などの信頼できる専門家とチームを組んで活動し始めています。」
(山下) 「伊東さんは、お客様が介護を受ける年齢を迎えるにあたって、今後の暮らし方の選択・資産管理・成年後見人をどうするかなど、諸々の心配をFPへ相談する機会が増えてくるだろうとおっしゃってますよね。」
(伊東) 「介護は重要です。高齢化社会が既に到来しているので、そこで発生するお客様の課題をFPがすくい上げて、生活(ライフプラン)を守っていくという使命を果たすことになると思います。介護に関しても実務体制づくりを進めたいと思っています。」
(長谷) 「そうですね。私のお客様層は伊東さんよりは若いと思うのですが、ゆくゆくはそのような体制づくりが必要になってくると思います。参考になります。あと、国民的な関心事である年金に関する相談がますます増えてきそうな気がします。[ねんきん定期便」の見方や老後資金の作り方などのセミナーに参加される方が年々増えています。セミナーの中で実際に計算してもらっているのですが意外と少ないと驚かれて、その瞬間から意識が変わっていきます。「税と社会保障の一体改革」の議論が報道されていますよね。年金の支給開始年齢が引き上げられたり、支給額が下がってしまったり、老後が厳しくなるのが目に見えています。もはや国や会社を当てにせず、老後資金づくりだけなく、ある程度は働けるようにキャリアを身につけていきましょうというアドバイスもしています。いくらリスクを取った運用で殖やせたとしても、足りなくなる方が出てくるでしょう。将来のインフレを想定した、それに強い資産内容にしておきたいというニーズも出てくると思います。グローバル化と産業の空洞化で一流企業に勤めていても老後資金の心配が出てくると予想しています。」
(今一) 「日本の社会情勢が好転する気配がないですね。だから、公務員であっても、大企業の社員であっても、数年先どうなっているかリスクが付きまといますね。ライフプランも一旦作って終わりでなく、その後も見直しを行なって軌道修正していくことが不安を少しでも解消できる近道だと思っています。」
(山下) 「住宅購入の相談が例年より増えてきそうな気がします。まだまだ20台後半~30代の方の住宅購入意欲が強く感じられますね。お客様の中にも予備軍が何人かいらっしゃいます。そして、昨年12月の税制改正大綱では経済対策の意味合いで、直系尊属からの住宅資金贈与の特例が3年間延長されました。今年が一番有利なようになっています。この制度を利用される方は増えてきそうです。ただ、私としては、親からの資金贈与によって自己資金は助かったものの、返済能力が増えたように勘違いされる方も出てくるように思います。そこはしっかりとアドバイスする必要があると思います。やはり、ライフプランを立てて、先ほど今一さんがおっしゃったことも考慮して、無理なく返済して行けるように慎重に見極めたアドバイスをしていきたいですね。」
(山下) 「そろそろ時間が参りましたので、このあたりで終了したいと思います。皆さんFPを始めてから年数が経ちますが、相談実績が増えるとともにニーズの高まりを感じておられると思います。普段からきめ細かく対応されていて、まったく同じ相談というものは2つとはないですから、手間が掛かりいろいろと大変だと思います。ただ、ご相談者に喜んでいただくことこそがFPとして何よりだと思いますから、しっかりと対応していけるように健康に気をつけて頑張っていきたいですね。それでは今年もよろしくお願い致します。」
(長谷)(伊東)(今一)「こちらこそ、よろしくお願い致します。」

対談後、4人で記念撮影
対談後、4人で記念撮影

※平成24年1月
(おわり)



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《長谷様が代表を務める 長谷ファイナンシャルプランナー事務所》
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