長岡京市での講演
3月1日、長岡京市立公民館から依頼受け、セミナーで講演しました。
「熟年生き生き講座」全12回の中で「老後の資金運用」が私のテーマでした。
「お金の問題・・・安全な資金運用の仕方って」という副題がついていました。
対象は60歳以上の方が中心です。
リタイアメントプランの重要性やリスクの考え方・資産の配分(アセットアロケーション)の仕方など、実際の事例をもとに話をしました。
2時間という限られた中で、できるだけわかりやすく話をしようと努力しました。
参加人数は30名~40名でしたので、話の途中でも質問があれば、その都度していただく事にしました。
皆さん、非常に熱心に聴いていただき、かなりの質問が出ました。
特に多かった質問は、日頃から自分が実際に資産運用をする際に気になっていた点などです。
最近は、銀行でも郵便局でも、投資信託や変額年金などリスクのある商品の勧誘を受ける。
私が強調しておいたのは、「誰かがこう言ったから買う」ではなく、「自分が本当に納得し、リスクも理解して投資する」のが大前提だという事です。
老後資金は、若いときと異なり、失敗は許されません。自分のリタイアメントプランから
取れるリスクを算定し、リスク回避のためのその人に合った適切な分散投資が重要になります。
私は正直言いますと、セミナーの講師をして、その場かぎりの関係で終わってしまうのに
いつもストレスを感じてしまいます。
なぜかというと、たった2時間の話で、投資の世界にもし踏み込んでいかれたら、心配だからです。
アメリカでは、顧問客を持つファイナンシャルプランナーが一般化しています。
資産運用には、家計のホームドクターとして自分の家計を本当に理解してくれて、売り手でない自分の側に立ったアドバイスをしてくれる人が必要だからです。
だから私は、顧問契約をむすび、リタイアメントプランを作成し、永くお付き合いできる
実際のお客様の笑顔が見える実務型独立FPをしています。
それもいわゆる富裕層といわれる人たちではなく一般のサラリーマンや公務員の人を対象としています。
講演や執筆などでFPの一般論を聞く機会は増えましたが
真に顧客の側にたったアドバイスができる実務型独立FPはまだまだ少ない現状です。